2003年12月の日記
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12月4日

95、96年くらいの話だから、一体何年前になるのか。わが心中では決して昔ではないのだが、誰しもそう思うほど最近だとは言い難い。未だ最近のような気がすると書いておくべきか。

まだその頃は、季節の変わり目を恐れていた。暑さから寒さへ、寒さから暑さへと変わる時、この島国では雨季を迎えるが、この時期の気圧の変化に体が過敏に反応するらしく、油断するとすぐ喘息の発作を起こし、呼吸困難に陥ってしまうのは避けられないように思えた。

だが、ある市販の強力な薬によって、はっきりした効果が持続して得られる様になり、結果大きな発作は一度も起こさなくなった。



21世紀になり、元請けの事務所に出向くことすら稀になって、この薬をいつも購入していた店にも顔を出すことはなくなった。近隣でも売られていることがわかり、そちらで買うのが常となった。

あるとき、買ったばかりの薬の瓶から詰め物を取り出し、そこへ残り僅かになったほうの瓶から薬を移してひとつにまとめた後、どういうわけか気が向いて詳しく説明書を読んでみた。ある記述に目が止まる。

犬(ビーグル)

これは、何も知らない犬が身動きできなくされたうえ、あらぬ粉塵を無理矢理吸い込まされて人工的に呼吸困難にされたうえで、薬の効力を試されているということを示している。

またアレルギーパッチテストとは、生きた兎の眼球に薬品を直接塗布することだという。実際、写真はネット上で見たことがある。

許せぬと言ってみても、彼らの犠牲がないとまともに生きていられない。
死なないまでも、死んだ方が楽だという目には遭う。

体験したい方は、1箇所だけ針で穴を開けたガムテープで口と鼻を隙間なく覆い、そのまま一週間を過ごしてみればいい。

動物が犠牲になることに反対しても、やめさせた結果ついてくる「死ぬよりつらい目」にさあ遭いましょうという気になれなくなってきている。

生きているということは犬の虐待を肯定することであってはならない。思うとおりに生きられなかったたくさんの犬の一生を、この背に負うなどと簡単には言えない。美辞麗句でごまかしても、生きている限り虐待を肯定しているのと同じことになる。誰かが自分の代わりに死んだ方が楽だという目に遭っていることからは逃れられない。

薬を飲む回数は、当時から見ればかなり減ったが、瓶はいつでも買い置かれている。



12月6日

東アジア選手権で、
ジーコになってから初めて
マトモにサッカーをする日本代表を見た。
無策に大きく蹴り出すこともなく、
後ろで回すこともでき、
ちゃんとゲームになっていた。



もちろん、相手が思ったほどの強さではなかったのもある。

横や斜めへの有効な視野を持つ選手がいないに等しく、
指差して空いている所を
ここだと教えてあげたいシーンすらあった。

逆に真縦にはなかなかの強さがあったのが
せめてもの救いかもしれない。



しかし、
近年見ていなかった多対多の詰め将棋的攻防はちゃんと楽しめた。

先手: 空いているから、突こうとする。
後手:突かれたくないから埋めに来る。
先手:埋められたからフォローに来る。
後手:フォローに来た分を無効にすべく
先のスペースを考えて動く。

将棋というより囲碁か。
将棋では怪我人続出ということになりかねないので
言い換えておく。



やりたいことが見えてきた代わりに
できていないことも見えてくる。
狙ったとおりのパスが出せない遠藤。
味方の意図どころか姿も見えていない久保。

前者は良い「奪取」と「埋め」があったから、
この点だけが惜しいというふうに思えるが、
全然咬み合わないまま結果的に2点獲ってしまった後者は
どうしたら良いのか。

2点より「入れられなかった何点か」を重視して、
ここでは駄目だと書いておく。

02年のアイルランドのような、
何とかの一つ覚えで死に物狂いで
やたらクロスを上げてくるようなチームにこそ必要な選手で、
組み立てに加わるような類ではない。

日本代表が4-2-3-1になる日が来るまで
押入れの奥にしまっておきたい気分だった。
しかし1トップに耐えられるほどの人材でもないので、
そのまま出さずにいたい。



できれば大久保が1点獲って終了と行きたかったが、
替わって出てきた本山もなかなか良い出来だったので、
その後も見ていられた。

ドリブルが武器と思われつつも、
まずはシンプルにボールをすぐ離すやりかたで
良い入り方をしたと思うし、
結局パスは得点に繋がった。

大人になったなあなどと思ってしまった。

ただこの時、久保がシュートしてから
ボールがゴールに入るまでの時間は長く感じた。

走って追いついて、
もう一度ちゃんと蹴りこんで来いと言いたくなるほどに
じれったかった。
リプレイで観るとそれほどの時間ではなかったが。



日本だからなどという理由では絶対に応援しないが、
見知った顔が良い試合をしているなら
応援しようという気にもなる。
だからこそ、逆に中国は物足りなかったとも書いておきたい。

なぜ、まだハオ・ハイドンなのか。
彼以外に、技術で抜いていける選手を
選出していないだけなのか、
それともいないのか。

プレミア組のいる中国と、
国内組だけの日本とでやってみたくなった。
結果はともかく。


ワールドユース。
坂田のいない日本は、まるで違うチームになっていた。
またしてもつながらない。

疲労か、周りとの兼ね合いか、
相変わらず菊池は冴えない。
自分から転んでしまったシーンまであり、
とても観ている気になれなかった。

しかし、
しばらくしてつけっぱなしのTVを横目で見ると、
平山が疾走してGKをかわしていた。
1点入ってしまった。

彼ら選手たち自身の成長こそが第1の目的だから、
苦しくても打開して勝つ試合を経験するのは悪くない。
まして、
サッカーだけが人生ではないタイプの平山だからこそ価値があった。



それでも、観ていて楽しくない。
こちらも、星勘定により結果だけは1位通過となったが、
だからなんだという内容だった。
珍しく楽しかったA代表の後に観るのは辛いものがあった。

坪井みたいに、
周りが手袋をしている中で1人だけ腕まくりしているとか、
そういうことでもいいから楽しめる何かが欲しかった。

ところで、
放映権料の高騰にはまだ歯止めが利かないのか。
やがてトーナメントが進めば、
いやでも日本ではなく真の強豪たちの試合が観られるだろうが、
せめて早めにグループリーグハイライトでも放送してくれないものか・・・。


今日はK−1の決勝の日。

残念ながら何人かのひいき選手が出場しない、
もしくは既に敗退しているので、なんとなく盛り上がらないが、
イグナショフが優勝するなら話は別。

もうひとつ、
ボンヤスキーという選手はなんとなく好きになれないところがあるので、
この人は早めに敗退していただきたいところ。

単なる、勝手な希望だけれど。



12月17日

サッカーについてちょろちょろと。



ワールドユース
そういえば、
99年はウルグアイとの死闘で「終わって」ましたっけね〜。
今回も韓国との激闘で終わっちゃってたとこもありますね。

なんにせよ坂田さんきゅ〜です。
若い世代に野武士がいるのは嬉しいです。

メンタルの弱さ(平均)は飛びっきりな連中にも見えましたけど、
そこは運営とか監督とか色々要素ありますし、
見えないところで起こっている事も
微妙に影を落としたかもしれませんね。

例えば、
油田に火種を投下してしまいそうなオコチャマ政府の意向のせいで
今アラビア行くのヤバそうだとか、
そんなことすら関係あるのかもしれませんし。
・・・ないか(^^ゞ



東アジア選手権
いつも課題課題とメディアがうるさいですが、
初回としては面白かったと思います。

できれば、全参加国・地域が全て予選からやってれば
もっと面白かったかも?
3つ埋まってて、争うのが1つだけの予選なんて盛り上がらない気も・・・。

この3試合で、少しジーコが見えてきた気がします。
いわゆる黄金世代の連中が
ついに適応してきただけかもしれませんけどね(^w^)

あとは三都主に度胸を、黒部に出場機会を、って感じです。

久保はイヤ(ー_ー )ノ"
2点取って3点逃すなんて心臓に悪いもん。
タイプが古すぎます。
↓↓でも文句言ったのでもういいですかそうですかごめんなさい



トヨタカップ
南米好きにはたまらないこの大会。
やっぱり南米はサイコ〜です ( ̄∇ ̄人)
88年のこの大会からずっとミランを応援はしてますが、
それはあくまで欧州同士のとき。

話が南米絡みになれば
ぜ〜んぜん変わってしまうのでした (≧∇≦)
というわけで、
南米王者ボカが欧州王者ミランを下したという結果には大満足です♪

まずトラップが全然違います。
足でつかんだり胸に吸い付けたり、
欧州じゃトップクラスしかできなそうなことを、
子供のときから普通にできちゃう人たちの集まりなんで
スゲ〜楽しいです。

試合運びが全然違います。
縦に急ぐようなケチなサッカー(違)じゃありません。
のらりくらりと回し続け、隙あらばいきなり突いて来るのは、
本来アルゼンチンの伝統。今年も守られてました。

点の獲り方が違います。
絶対に追いつけなさそうなところに足を出すFW、
そしてそれに飛びつけるGK、
どっちもブラジル人です <(* ̄^ ̄*)>
↑ぼくがいばることじゃないですけど。

そしてビアンチ監督が違います \(--;)オイ
・・・いや、マジでこの人は凄いです。
どうすれば選手が心から納得するか知っています。
飴と鞭なんて簡単に例えますけど、
実際にそれで求心力があるってナカナカないですよね。

納得ずくの選手が予定通りに試合を進めたボカと、
監督の思惑と違う風に選手たちが動いたミラン、とも言えます。

しかし、前半・後半を比べてみると、
決められた動きではどうにもならないと思ってしまったミランの選手たちが、
後半「」を発揮しようとヘンに頑張っちゃったんでしょうね。



12月19日

たまにゃ〜ホンモノの江戸っ子日記でもつけとくか。
ちょろっと読んでってくんな。

イヤ〜なんだね、羽子板なんぞ売り出しちまって、いよいよ年の瀬だ〜ね。

元旦ってのはいいよ、この街中もね、空気がキレイで車がいねえと来てる。広え道路の真ん中で大の字になってたって良いくれ〜よ。盆暮れ正月だけは星でも見上げてやろうかって気にもなら〜ね、うん。

しかし、おせちなんぞハナっから作る気もねえ1人モンには、店が空いてねえのは辛えとこなんだよね〜。コンビニは空いてっけど、物が置いてありゃしね〜しよ。

結局年末買い込みに出かけなきゃならねえわけだ。金下ろしとくのと、タバコ買い込むの忘れちゃあコトだね。ま、せいぜい気をつけるとすら〜。



12月20日

ワールドユース、終わっちゃいました・・・(寂
底抜けに面白いコロンビアが優勝してたら
もっと楽しかったでしょうけど、
楽しみは今後に取っておいてこそのこの年代ですね。

ただ、ひとつ気になるのは、
日本っていつも僅かな例外を除いて
「1学年」だけで構成してくるでしょう?
あれってつまらないです。
よそじゃ16、7の子がどんどん出場してくるって〜のに。

今回だって平山はスゴイ戦力でしたもんね?
逆に規定で出場できた今野がいなかったら・・・?

こういうのを取っ払うためにも学校サッカー偏重を正したいですが、
かといって人に何か働きかけるっていうのも性に合わないし( ;^^)ヘ..


TVで勘違いしてる人を見ました。
牛飼いの犬コーギーを牧犬だと思い込んでる飼い主・・・イタイです(汗)

もしかして、羊って言う字に意味を見出せず、
牧畜犬くらいの意味に取ってるとか?

ひとつの文字にひとつの概念という意識は薄れていくようです。
ぼくは時代だとか言いませんよ。
ガンコオヤジへの道として、断固拒絶します
りっぱな頑固親父になれるよう頑張ります v(°∇^*)⌒☆

そうそう。
昔、遺憾という表現で近隣諸国とひと悶着あったんですけど、
大学生諸氏はご存知ですか?

もとは中国語ですから、もちろん読んだままの意味。
自らが滅してしまうほどの苦痛だ、ということなんですけど、
これがニホンの、しかも政治の現場だと
残念だ:レベル99」なんですよね〜(^w^)

漢字を使う他所の国、
特に生みの親の中国の方と接する際には、
こういう「パクッたけど、メンドイから意味変えちゃったよ〜ん」な言葉は
控えないと (^^ゞ


なんとか今日中にクリスマスらしき企画を完成させたいんですが、
こればっかりは仕事じゃないので、
いつまでにやります、とかは言いたくないんです \(--;)オイ

ま、もちっと待っててね v(°∇^*)⌒☆



12月21日

明日夜はチェルシーが地上波で観られます。
相手はフルハム(フラム)ですけどね ( ̄ー ̄)

一応楽しみにしておきますが・・・


なんとかクリスマス企画を完成させたのは良いんですけど。
相変わらずISDNに優しくないモノしか作れません (-_-;)
反省してます(涙

ちなみに天罰か?イヴも当日も締め切りです(^w^)



12月26日

今日のランチはステーキ♪おいしかった〜 \(≧∇≦)/

ね?やっぱこのタイミングしかないでしょ?
牛食べるのって (≧∇≦)

な〜んていい気になって?年末の買出しを兼ねて、
なっが〜い散歩を楽しんで帰ってみれば、
発注元から電話が ( ̄○ ̄;)!!

また電話するとのこと。
気になる・・・ここに直接話が来るってことは、
また面倒な仕様とか細かくて専門的な話ってことかもしれないし・・・。

そうでなくても待つの苦手だから °。(≧∇≦)ゞ

え?折り返し電話すればって?ダメダメ。
あっちはあっちでいつ寝てるんだよってくらい忙しいから、
電話に出られるくらいならもうかけて来てるもの。

ε-(´д`) ハァー・・せめて半日でいいからゆっくりしたかった
とりあえず早く電話してくれないかなあ・・・┐( ̄ヘ ̄)┌



12月29日

先日天皇杯の準決勝がありましたが、その辺を立ち回っても

アン・ジョンファンのカニバサミジャンプ

について書かれている物を見かけません。
見てた人が少ないのか、そんなことどうでもいいのか、
それはわかりませんけど。
私的クライマックスだったんですが…凄かったのに (-。-)

アンについては、
文句なしの活躍だったのに報われなくて気の毒でした。
まずは深〜いところに戻ってボール奪取に貢献してから、
サイドへ展開するための起点になり、
さらにフィニッシュに絡む…もはや鉄人の域。

まさかのタイミングで強烈だった1点目のシーンでは、
やっぱ2−0って怖いなと思わされ、
いったん引いてから再びフリーで入り込んできた2点目では、
Jレベルを超えてるな〜と感心させられました。



しかしやっぱり磐田のグラウは一味違いました。

味方の強烈な低いフリーキックを踵で流したシーンは、
スローで観るまで偶然としか思えなかったし、
そもそも先制点のシーンで味方を信じて走り
フリーになっているところなんか、
エメルソンよりこっちに帰化して欲しいと思っちゃいました (≧∇≦)



難しいのが成岡。
正直、機能しているシーンが少なく、守備もやんわりしていて、
味方が有機的にシフトするポジションチェンジについていくのがやっと、
という感じでした。さすがに、菊池が人について行った後をカバーして起点になるときは心強かったですが。

実況アナの
終わってみれば2得点という微妙な表現は
言い得て妙でした。
新聞とかだけ見ると、
成岡の大活躍で勝ったみたいに思われちゃいそうです。

入ってきて失敗し続けたが、2回はうまいこと行った。
難しいですね。
また久保のときみたいな話になっちゃいそう(^w^)
勝ったけど、きっと磐田だから相応にダメ出しされてると思いますけど。




私見ですが、清水は変わらぬ弱点を持ってます。

1) 逃げ切りに強いが・・・
 こういう試合にはあんまり向かないように思います。

2) 相手のやり方に対抗しすぎて自分たちのやり方ができなくなる
 これは、強い所相手だと顕著です。
磐田相手には細かくやろうとしてボールを奪われ、
鹿島相手には自分たちもガシガシ当たって形を崩してしまったり。

環境を変えたい=出て行きたいなら、
三都主はすぐにも移籍した方が良いんでしょうけど、
あのメンタリティでは…
日本リーグの臭いがしないところのほうが合ってそうです┐( ̄ー ̄)┌




お恥ずかしい話ですが、
もう一試合のゴールデンゴールのシーン、大久保のシュート。
何の疑問もなく、間違いなく弾かれると思ってました °。(≧∇≦)ゞ
まさかアレで決まっちゃうとは驚きです。



一方の鹿島はあと一息です。
あと本田さえいなくなれば、新しいチームに生まれ変われます。
たとえ戦績が芳しくなくても、
敵のケガを省みない守備で勝つようなチームよりは・・・ (-。-)
まあ、サポは勝てば官軍なんでしょうけどね。




TRI-AXE.COMとしては初めての年越しです。
まだ4ヶ月のベイビーですが、
背景を軽くしたりと小さな改善は続けてますし、
今後も続けます。

みなさま、
今後ともどうぞよろしくおねがいいたします v(°∇^*)⌒☆

あ、一応書いとかなくっちゃ。
ぼくが年中無休なんで、更新がどうなるかはさておき、
サイトも年中無休です (≧∇≦)

寂しくなったら、この分厚い胸(平常時106cm)に
いつでも飛び込んでおいで(違


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