2014年1月の日記
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1月X日


※1月は日記をアップできませんでしたので、かわりに何かひとつ書いておこうと思います。


 あなたは名を取りますか、実を取りますか?

 ぼくは実です。間違いなく実です。

 紙を張った板に書いてある名前の方が、誰だか判明していない遺体・遺骨より価値があると思いますか?

 ぼくは思いません。
 
 まして、本来板に貼られた紙に書いてある名前は「会議室」の連中であって、右な人たちが言う国のために戦って亡くなった方々とは言えません。

 文字通りの最前線=現場から送り返されてきたものの、どなたかわからないので千鳥が淵に眠る方々なら、そう思いもしますけどね。

 刑事ものの映画の時は「会議室で起こってるんじゃない」に共感していた人が、こういう時になると急に会議室重視になり、会議室から焼けと命じられなかった書類に残っていることだけが真実だと言い出すのはどういうことなんでしょうね。

 書き換えられた内規、役所から渡される名簿、貶してる訳じゃないから──という小学生のような理屈で下された最高裁判決によって、合祀をやめてもらえず遺言を遂行できなかったご遺族などなど、70年代に置いてけぼりになっていることはたくさんあります。

 今、かつて戦中派と呼ばれた皆さんが次々と彼岸へ旅立たれています。ある国会議員が「マイナスの歴史は後の世代に伝えない!」と高らかに宣言してから20年くらいが過ぎてしまいました。

 真実が火葬場へ行き、嘘つきが重鎮になるのですから、間もなくわが国にかつてない暗黒時代が到来するのは避けられそうにありません・・・が、せめてバカ1に腹が立ったからバカ2に賛成!みたいなことだけはやめて、1と2いずれもバカ!と言える世相ではあって欲しいです。


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