2016年11月の日記
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11月14日

総合的な判断?

 トランプが不法移民を入れるなと言うことそのものは、人種差別とは言えません。犯罪者だ強姦魔だと言ったのは流石に差別的ではありますが、法を犯して侵入して来る者を物理的に防ぐと言うだけでは不十分です。

 日本の場合、不法滞在者のことは入管任せになっています。ドラマ「相棒」で描かれたように、彼ら自身・救済を試みる人・コキ使いたい一派・摘発する人という図式があるにしても、大多数の国民にとって自らの問題であるとは認識されていません。

 どちらかと言えば、ニュースで見る入管の摘発にこそ声援を送っているのではないでしょうか。それはそうです。だって日本にとって「不法」なんですから。

 また、他国から見て保護主義的と批判され続けて来た経済政策も、自国を守るためとなると当然だ・正しいと無意識のうちに肯定しています。TPPでさえ、当初は聖域を死守せんと働きかけていたんですからね。

 それなのに、トランプがやめると言うと責めるっていうのは何か変な感じがします・・・っていうか文句が言える立場じゃないですよね(笑




 他方クリントン陣営には、昔この日記のどこかに書いた──「高校以降の人生がずっと上澄み液の中だった」と言う自覚のない秀才──という問題がついて回ったように見えました。

 大統領選が終わった後に「自国にガッカリした」と言っていたような方々は、かなりの高確率で上記のような人なのではないかと思います。

 でもね。個性を重んじて来た自由の国において、自らを基準に「普通」を構築し、それを人様に振りかざすなんていうのは・・・USA、かなり日本化してますよね(笑

 その日本では当然ながら、上澄みの普通を振りかざして、あれダメこれダメと文句を言う人たちが多くなるばかり。世の中はどんどん児童化→幼児化していて、まもなく乳児化が始まるのではないかとさえ思えます。




 とまあ・・・こんな国の政治屋が、やたらと「総合的な判断」を口にするんですから始末が悪いですよね。

 感情的・前提的なものに支配されて「案件の論理的な細分化」もできず、立場が逆だったらと我が身を省みることもなく、「現状を立脚点としない、理想のゴールから逆算する思考」も持っていない・・・。

 俯瞰でも見られない、視点の180度転換すら無理なのに、何をどう総合的に見られるって言うんでしょう。

 正直なところ、一億人の意識改革なんてどうすればいいのかさっぱりわかりません。またこれまで書いて来ました通り、できるとも思っていません。

 国が滅ぶ!と実感した時、ガチで猛然と動き出すであろうエネルギーは、果たしてどのくらいの強さでどこに向かうものなんでしょうね。

 これまた、我が国にそんなガッツが残っているのかさえ不安になります。なんとな~くそのまま終わっちゃうんじゃないかな~って。

( ̄△ ̄)y─┛~~~~~ さて、どうなりますことやら。

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