たった数日のうちにこんなことになるとは・・・。
ドイツ 4-0 アルゼンチン
まさかアルゼンチンまで、見る見る空気が悪くなってイラついてダメになってしまうとは。これでは、どこまでも走りぬいたテヴェスがただただ不憫です。
先月「ひとりだけ違う曲を演奏している」と表現しました異物メッシが、結局はそのまま一人負けしたような感じさえ受ける、物凄~く後味の悪い負けっぷりでした。
ディエゴはメッシを「自分扱い」しようとしたようですけど、この四半世紀でマラドーナ、プラティニ、ジーコ、R.バッジョに匹敵する選手など他にはいません。正確には、イマドキのサッカーでは存在できないと言うことなのかもしれませんけど、いないという事実に変わりはありません。
今更ながら、ミリートの下にメッシとテヴェスを置いた方が良かったと思うんですけどね。
もしくは、メッシをヴェロンと替える選択はなかったんでしょうか。長めのスルーパスにテヴェスたちが抜け出す方が、イメージ湧きやすいようにも思えたんですけど・・・。
あと、恒例の後出しジャンケン的発言ですけど──終わってみればライトバックがいかにも人材不足でした。最近の情報がないぼくは、「誰オマエ?」から「誰オマエ?」への交替を見せられてポカ~ンでしたから。
いや、デミチェリスを右で使った場合の真ん中がいないのかも?ん~・・・後出しなら何とでも言えますね(恥
他方、ドイツには文句のつけどころがなかったですね。まずは──初戦で書きましたけど、よくぞ辛抱強くポドルスキを使い続けていると思います。
この試合でも、シュートを撃てば撃つほどゴールから離れていくような空気さえ漂っていましたが、それと彼がチームで果たすべき役割とは違う、と全員が認識できていれば何の問題もないですし。
まして日本以外では、チャレンジに文句を言う変態文化がありませんから、本来なら使い続けることの方が当然なんですけど。
それにしても全員攻撃&全員守備は凄かったッス。このレベルのチームがもうひとつ現れて、もし今のドイツと対戦したら、82年のブラジル×イタリアに匹敵するステキ試合が久々に登場しそうですね。
その「もうひとつ」がスペインだとは思いません(キリッ
パラグアイ 0-1 スペイン
悔しいです。ただただ悔しいです。
同点に追いつくことを狙ってスリートップにしたら、3人が3人とも口々に「オレがターゲット」「オレがターゲット」「オレがターゲット」って言って、味方からはるか彼方に突っ立ってるんですから。
何してんのオマエラ!!と、真夜中なのにTVに向かって怒鳴っちゃいましたよ。誰かにボールが当たったって、それじゃ拾う人が誰もいないじゃん!!中盤の争いでこぼれて来るボールにも反応できないじゃん!!って。
PKにまつわる短期連続ドラマも何も、終盤には皆霞んでしまいました。ハッキリ言って大失敗でした。
仮に、ターゲットが3つというのを容認したとしましょう。
それなら、どんどん放り込まないと意味がないですよね。苦し紛れでも何でも。気弱にボールを下げようとして敵に奪われてる場合じゃないでしょう。
まさか・・・日本如きに苦戦してたのは、そういう実力だったからなんでしょうか?そんなはずはないんですけど。
他方、ぼくはますます確信しました。やはりピケは信用ならないヤツだということを。連覇中なのでバルサで固めて来るのは当然の選択ですけど、セルヒオとピケはダメ。
ま、次は思い切りドイツ応援するので、居てくれた方が良いとも言えたりなんかしちゃったりなんかして
準決勝は・・・
オランダ×ウルグアイは、どこまでウルグアイがジリジリ進行を続けられるか、にかかってくると思います。その意味では、ジリジリを89分続けてもハマってくれないと思われるブラジルよりオランダの方が良かったのかも?
もう南米はウルグアイしか残っていないので、せめて決勝まではなんとか頑張って欲しいです。
ドイツ×スペインは、ピケ退場でスペイン崩壊と言うのがもっとも望ましい展開ですけど、逆にクローゼ退場でドイツが崩壊しかねませんので、そこは注意が必要かと。
シュバインシュタイガーのところで厳しく押さえに行くような(悪く言えば)場当たり処置を行うことが出来るのか、スペイン側の戦い方にも注目しています。
もう、合計しても4試合しかないんですね。
今から寂しくなって来ました・・・
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